カウンセラーにとって、なぜカウンセリングが大切なのか?
カウンセラーって、実は自分のカウンセリング(教育分析と言います)を
受けることがとても大切なのです。
え?カウンセラーも受けるの?
なんて質問はよくされます。
でも、ストレスが大きいカウンセラーにかかりたいとは思いませんよね?
ストレスがたまったときに(ストレスはだれにでもたまります)
自分のセルフケアとしても
カウンセリングを受けることは大切です。
また、カウンセリングの基盤は、傾聴です。
傾聴は相手の話を、共感しながら聴いていきます。
それは、まるで自分が話し手になったような感じで
ありありと想像しながら、聴きます。
この状態で話を聴くには、
集中力がいります。
そして、客観性がいります。
この集中力と客観性を保つためには、
自分が落ち着いていなければできません。
「お腹すいたな〜」とか
「今日のごはん何にしようかな」とか
「眠いな」とか
「〇〇が気になるな」とか
考え始めた瞬間、
相手が何を言っているかわからなくなります。
これぐらいの思考はでてきやすいのですが、
カウンセリングで話を聴いていると、
ときどき、自分の過去と重なるときがあります。
自分のこころの傷がうずくときがあります。
そうすると、自分の感情がでてきてしまって、
その瞬間も、やっぱり集中力と客観性がなくなってしまうのです。
だから、そんなときに自分のカウンセリングを受けて、
自分の過去やこころの傷と向き合い、
そしてそれをいやしていくと、
さらなる傾聴のスキルアップにつながるのです。
もちろん、自分がカウンセリングを受けることによって、
クライエントさんの立場がわかるメリットもあります。
私も、自分のカウンセリングを受けてきて、
たくさんのことを手放し、
そしていやされてきました。
もちろん、ときには自分と向き合うのは大変です。
やりたくないときもあります。
でも、そんなときは自分が成長するチャンスだと知っています。
カウンセラーって、
知識ももちろん必要だけれど、
自分の内面をみることも、大切なスキルの一つなんですね。
ここまで、読んでくださってありがとうございました。
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よかったら読んでください
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本からのメッセージ、だれか必要な人にメッセージが届きますように
読んでくださった方、ありがとうございました