不登校になるのが怖い心理的理由
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
「子どもが不登校になったらどうしよう」
「子どもが不登校になってしまった。どうしよう」
学校に行ってほしいという考えを捨てられない。
不登校に対する親の不安は大きいですよね。
不登校の数は年々上昇しており、
2024年は35万人いました。
居場所の選択肢も増えて、
フリースクール、適応教室、高校もいろんな通信制の学校ができました。
それでも親の不安は大きいのはなぜでしょうか?
一つは、自分が育った環境とあまりに違うことがあるでしょう。
私たち親が育った世代は
「学校は行くもの」として捉えられていました。
どれだけ大変でも、学校は行くのが普通として考えられていました。
だから、今、不登校になった子どもたちを見て、
大変なことから逃げていると思ってしまう
大人が多いのですね。
自分が経験したことがないことがあると
親は余計に不安になりますから、
不登校になることが怖いと感じます。
でも、大きな心理的理由は、
「普通」から外れることです。
いくら不登校の子どもが35万人いるとしても、
クラスに1、2人休んでいても、
やっぱり不登校は「少数派、マイノリティ」なのです。
この少数派になることはとても怖いことなのです。
心理的葛藤も強くなります。
私もアメリカに住んでいたときに、
自分がマイノリティであることをつきつけられて、
とても苦しい想いをしたことがあります。
わかってもらえないつらさ、
まわりからの偏見、
レッテルをはられて、本当の自分とはかけ離れたことを求められる。
いろんなつらさがあります。
やっぱり「みんなと同じ」というのは
人間、安心するものです。
だから「自分は違う」「自分の子どもは違う」ことは
怖いことなのです。
でも、
この仕事をしているとよくわかるのですが、
「普通」というのはあってないものなのです。
幻想、まぼろしなのです。
同じ診断名があっても
同じ不登校でも
みんな、プロセスは違います。
つらさも違います。
不登校になった原因も違います。
だから、「普通」を追い求めるのではなく、
「みんな違うものなんだ」と考えるほうがいいのです。
自分の子どもを見て、
そのプロセスを見ていきましょう。
他の人と比べる必要はまったくありません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今まで不登校のお子さんとママさんを支援してきて、
「真の解決は実はとてもシンプルなところにあるのではないか」と、
辿り着くことができました。
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