自分の後悔は横においといて、子どもの気持ちにとことんよりそう。
子育てをしていると、
いろんなことを学べるなとは思っていましたが、
昨日、興味深いことがありました。
夜、みんなで寝ようというときになって、
突然、4歳のムスメが
「ママのおなかの中に戻りたい」
と言い始めました。
はじめはあまり気にしていなかったのですが、
だんだん泣き始め、
「戻りたい」
繰り返し言っています。
親としては、
最近、ムスメが大声をだしたり、
気に入らないことがあると手がでてくるので、
結構叱っていました。
きっと、だからそれが理由で泣いているから、
愛情が足りないのでは、と
猛反省が始まります。
でも、そこを共感しても、
やっぱり「戻りたい」
と泣き続けるムスメ。
他の理由として考えたのは、
最近、携帯の容量が限界に来ていたので、
赤ちゃんのころからの写真を見ながら
ずっと私が整理していたこと、
はじめて私が妊婦だったときの写真を見せたことでした。
だから、そのときに戻りたいのかな?
うなずくものの、やっぱり泣き止みません。
そのときに、はっと思い付いたのが
「もしかして、お腹の中に戻りたいと思ったら、
いつでも戻れると思っていたの?」
「うん」
「そうか。じゃあ、戻れないとわかって、悲しかったんだね」
「うん」
ここを共感したら、すっと泣き止み、
最後は笑っていました。
大人だとでてこない発想だったけれど、
4歳だったらありえるよね。
こんな瞬間、
自分が子どもの発達の知識があってよかった、
共感する方法(傾聴力)があってよかった
とつくづく実感したのでした。
また、子どもの本当の気持ちによりそう大変さと
その癒しのチカラもあらためて感じました。
自分の子どもにやるのは大変だけれど、
(自分の感情で客観的に見えにくいから)
でも、その方法を知っているのは全然違いますね。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。