不登校の原因は母親にあるのか?

こんにちは。

不登校専門の公認心理師 かわいひとみです。

このブログを訪れてくださって、ありがとうございます。

 

今日のテーマは「お母さん」です。

はじめに子どもが「学校に行きたくない!」と言ったときに、

多くのママさんたちは、自分を責めます。

今までの子育て、何か間違えていたのかな?

あのとき、あんなふうにしてしまったから、学校に行けなくなったのかもしれない。

残念ながら、まわりに責められることもあります。

 

でも、不登校の原因が母親だけにあるのか?

答えはNO!です。

不登校の原因は複雑です。

ミルフィーユのようにいろいろ重なっています。

プロでも見分けることがむずかしいです。

たとえ、何か原因があったとして、それを取り除いたり解決しても

それでも行けないこともあります。

 

正直、家族は一緒に暮らしているから、

お互いに「影響」はしあっています。

親は、子どもにとっては幼いころから一緒にいるので、

親の行動や仕草、言葉は、子どもは見て学んでいきます。

親は、子どもの「ロールモデル」見本なのです。

 

でも、それが「原因」とは限りません。

不登校をきっかけとして、子育てを変えたい、自分を変えたいと思ったママさんも多いと思います。

それは子どもへの深い愛情だと思います。

だからこそ、自分が原因なのかもと思って、自分を責めるのはやめたほうがいいです。

自責の念、後悔、罪悪感は、次に進む、自分を変える「足かせ」になるのです。

 

子どもがつらいことにあわない子育て方法なんてありません。

でも、子どもがつらいときに、子どものレジリエンスを引き出す方法はあると思います。

子育ては、いつでも「選ぶ」ことができます。

だから選択肢を増やすと、安心感がふえていいと思います。

いつも私たちは、そのときの経験と知識でベストをつくしています。

だから、前に進むためにも、原因を自分ではないかと責めることをやめて、

次に私はどうしたいんだろう?と考えていただくといいと思います。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。

動画はすべて無料プレゼントです。

この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。