GW明けに子どもに「学校に行きたくない」と言われたら、これをやってみて

こんにちは。

公認心理師の川合仁美です。

 

GWが明けましたね。

長期休みのあとはどうしても気が重い、体がだるいということはあるのではないでしょうか。

 

大人でも仕事に行きたくないな〜、思うことありますね。

子どもも学校に行きたくないと言うことはあると思います。

 

だから、学校に行きたくないと言ってきたときに

「なまけてるんじゃないのかな?」

「さぼりたいだけじゃないのかな?」

無意識に思うかもしれません。

 

学校に行きたくない理由は様々あるでしょう。

 

一般的に言うと、

GWは、4月に新しい生活が始まって、少し慣れてきたかなと思う2、3週間後にやってきます。

ここで休めることはいいのですが、

この数週間がんばって、緊張が強かった子どもにとって、

また緊張感のある生活に戻ることは

なかなか大変です。

 

だから、つかれがたまっていると、GW明けは行けなくなるのです。

 

 

学校に行きたくないと子どもが言ってきたら、

まずは、子どもの悩みとの自分との距離感をはかってみるといいと思います。

 

感情移入しているようでしたら、それは入り込みすぎています。

子どもが感じている感情よりも強い感情を感じているようでしたら、

距離を少し置きましょう。

 

反対に、子どもが言っていることが「そんなことで?!」「そんな小さなことで?!」と考えているようでしたら、

子どもの気持ちに寄り添えなくなります。

そのときは、もう少し距離を縮めてみましょう。

 

この適度な距離感がないと、次の対応ができないんです。

 

自分の気持ちが落ち着いたら、

1.  まずはお子さんの話をただ「聴いて」ください。

 

そんなことやってます!と思われると思います。

 

聴くときは、何もアドバイスもせず、口もはさまず、

ただ、「うん」うなずく、

「そうだったんだね」と言う、

要約する(おうむ返し)

です。

 

これが、結構大変なんです。

でもここで最後まで聴くかどうかがとても大事です。

 

最後まで聞いたら、

2.  必要であれば質問。「ここもう少し教えて」

 

3.  そのあとに、子どもが感じていた感情を言語化してあげてください。

「くやしかったんだね」「悲しかったんだね」

 

ここも大事です。感情は言語化することで一番落ち着きます。

言語化するには語彙を増やさなければいけません。

 

だから、幼いころから、日常的に感情の言葉を使うことはおすすめです。

 

4. 最後に「1回学校に行ってみようか。それでもう1回一緒に考えてみよう」と伝えてみてください。

それを聞いたお子さんが、泣き出したり、フリーズしたり、怒り始めたら

「今日はお休みにしよう。それでもう1回考えてみよう」と伝えてあげてください。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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