過干渉な親に育てられた子どもの特徴と過干渉をやめる方法

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

お子さんが不登校になると、

自分の子育てを振り返ったり、反省するママさんも多いのではないでしょうか。

子どもが学校に行けないのは

自分の子育てが悪かったのではないかと

考えてしまうママさんもいると思います。

 

その一つに「過干渉」があります。

過干渉とは子どもが辛い目にあわないように

先に先に手を回してしまうことです。

 

その結果、子どもは・・・

・自分で考えられなくなる。

いつも親が答えをくれるので

自分でどうしたらいいのか

わからなくなり、

考えがでてこなくなります。

 

・自分の意見がない。

自分の気持ちや想い、意見を聞いても

「わからない」とか「めんどくさい」という答えが返ってきます。

これは親が意見をおしつけてしまうからです。

 

・失敗を恐れるので、新しいことに挑戦できない。

子どもが辛い目にあわないようにと親が願っていると、

子どもは辛い目にあう=失敗した=悪いこと

と思うようになります。

そうすると失敗を恐れて、

何か新しいことをやることに

「失敗するかも」と体が動かなくなります。

もちろん親の願いは子どもの幸せです。

でも辛い目にあわないようにするのは不可能なのです。

 

親が過干渉になるのはよくないと思っていても

どうやめればいいのかわからないママさんも多いのではないでしょうか。

 

私も子育てをする中で、過干渉になっているのか

日常の場面ではわかりにくいときがあります。

 

過干渉をやめるのに、まず大切なのは「気づく」こと、

そしてやめようという「意志」です。

だから、今こうやってこのブログを読んでくださっているので、

すでに大きな1歩を踏んでいるということです。

 

次は、何か行動にうつそうとしたときに、その理由は何なのか

1回立ち止まって、自分に聞いてみます。

その理由が

「子どものために」

「自分が不安だからそれを解消するために」

だと過干渉になってしまいます。

 

子どものために動いていると

その通りにならないことへの怒りがでてきます。

 

また、自分の不安を解消するために動くと

子どもの気持ちとチグハグなことも多く

空回りして

うまくいかないことが多いです。

 

反対に「自分がやりたい」と思うことで

動くと、

うまくいくことが多いです。

 

なので、自分の中に不安がないか、それを解消するために動こうとしていないか

チェックしてみるといいでしょう。

 

そして、最後に、アドバイスのタイミングには気を付けるということです。

親はいつも子どもにすぐにアドバイスをしたくなります。

でも、それは子どもの意見を聞いた「後」です。

まずは

「あなたはどう思う?」「あなたはどう感じる?」

聞いてください。

もしお子さんが「わからない」と言ったら、

「一緒に考えよう」と促してみるといいです。

 

過干渉かどうかは自分で気づきにくいこともあります。

また自分を変えようと思うと、とても強い意志が継続して必要になります。

信頼できる心理師さんが一緒に並走してくれるといいですね。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。

動画はすべて無料プレゼントです。