(不登校)親が焦ったり必死になると空回りする理由
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
この時期になってくると、だんだんいろんな焦りがでてくるのではないでしょうか。
受験はどうなるのだろう?
このままで勉強はいいのかだろうか?
出席日数は足りるのだろうか?
親は焦ってきます。
でも子どもは、相変わらずだから、
親子での温度差もあって、
親は余計に必死になるかもしれません。
多くのお子さんたちをカウンセリングしてきて思うのは、
子どもの不安も大きいということです。
家ではだらだらしていて、その不安をだしていないだけ、
もしくは「反発」としてだしているかもしれません。
親が必死になればなるほど、
実は空回りしていってあまりうまくいきません。
その理由は、
「こうなってほしい」という理想像が高すぎて、
「そうなっていない」ことばかり意識しているからです。
自分が意識していることは現実化しやすいのです。
たとえば、
「学校行かせなきゃ、やばい」(思考)→
あせり、不安(感情)→
子どもに強く言ってしまう(行動)→
子どもは行っていない自分を責めてしまう→
自分を責めるということは、自分を傷つけていることなので、動けない。
結果として、やっぱり学校に行けないということがあります。
でも、
「学校行ってほしいけれど、なんとかなるだろう」(思考)→
落ち着いている(感情)→
子どもの気持ちに寄り添って聴くことができる、子どもができていることを見て称賛できる(行動)→
子どもが安心して、メンタルが安定する→
次に動ける
私たちは
自分の思考があり→その結果の感情があり→感情に基づいて行動するのです。
だから、焦りが大きくなったときは
まず自分が本当は何に対して不安なのかみつめてみましょう。
そこには、きっと「思考のくせ」があるはずです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今まで不登校のお子さんとママさんを支援してきて、
「真の解決は実はとてもシンプルなところにあるのではないか」と、
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