不登校35万人 3割「やる気がでない」大きな誤解を招いている!

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

2023年度の不登校の人数がでました。

過去最多の34万6,482人です。

これは11年連続で増加しています。

昨年よりも5万人ほど増えています。

 

その3割の理由が「無気力」(やる気がでない)です。

 

こう言われると、やる気がなければ、行かなくてもいいの?休ませていいの?

思ってしまうのではないでしょうか。

休めていいなと思う子も多いでしょう。

だから休ませて「甘すぎる」「努力が足りない」「引っ張ってでも連れて行け」「体力つければ行ける」

そんなことを言う方もいます。

でも、

大きな誤解を招いています。

 

子どもは、何もなくてやる気が出ない、とはなりません。

何か理由があって、やる気がでないとなります。

その一番の理由は

学校が居場所としての「安全感」がなくなったから

「行く気にならない」やる気にならなくなるのです。

 

この安全感は、とても大切です。

自分が守られている、危険はないという感覚がなければ、

怖くてその場所には行けませんよね?

生存本能がありますから。

 

子どもの「がんばりたくても行けない」気持ちに気づいている

ママさんが増えてきたので、

休ませていいんだと思えるのでしょう。

 

でも休んでもやっぱりつらいのです。

子どもも親も。

みんなができていることができないという感覚があるからです。

 

学校に行かなくてもいいよと

他の子には言えても

自分の子どもにはなかなか言えないものです。

大きな勇気がいります。

 

「やる気がでない」

先生や大人からそう見えていたとしても、

それは子どもからの「助けて」のSOSだと思ってくださいね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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