不登校のお子さんのやる気が持続して、次につながる親の声かけ

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

不登校のお子さんが、がんばりたい気持ちがでてくるときがありますね。

学校に行ってみる。

何かをやってみる。

生活リズムを整える。

スマホ・ゲームを減らしてみる。

 

実際できるかどうかはまた別のお話しになりますが、

そのように言い始めることもあるでしょう。

 

そのがんばってみたい気持ちを子どもが言語化したときに

親がどう声かけするかどうかで、次の行動につながるかどうかが決まります。

 

「言っていたのになんでできないの?」

「やっぱりできないじゃない」

これを言ったら、子どもは次もやろうとは思わないですよね。

理由を追求したくて、「なんで?」言いたくなりますが、

それは子どもは責められたと思います。

 

また、「学校行けてえらいね」

これも次につながりません。

結果だけをほめているから、

ママは学校に行く自分が好きなんだ、そのときだけほめてくれるんだと

子どもは誤解してしまいます。

 

また、「えらい」という言葉は評価にあたるため、

使わないほうがいいです。

 

代わりに、こんなふうに伝えてみてあげてください。

「学校に行こうと思ったんだね。自分で動きたいと思えた気持ちが素敵だね」

「やってみようと思ったけれど、不安になったんだね」

 

これは結果をほめるというよりも、

子どもの気持ちのプロセスをほめるということになります。

 

そして、こんなふうに思ったんだねということを共感しています。

この2つがコツです。

 

でも声かけを変えようと思ったら、思考を変える必要があります。

学校に行こうと思うのは当たり前だと思っていたら、

この声かけはできません。

学校に行くのが普通と思っていたら、

思っただけではしょうがないと思ってしまいます。

 

だから、自分の思考に気づき、

何を当たり前だと思っているのか

自分の価値観に気がついて、そのハードルを下げることはとても大切になります。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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