もし子どもが「学校に行きたくない」と言ったら

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

子どもが「学校に行きたくない」と言ったら

どのように対応しますか?

 

そもそも、学校がどれだけ楽しいとしても、

行きたくない日は誰にでもあります。

大人でも、休みのあとは今日は行きたくないなと思う日はありますよね。

それはただ「めんどくさい」気持ちなのだと思います。

 

でも、そうはいっても、「やらなきゃいけない」から「やる」

 

だから、子どもが「行きたくない」と言ってきたときに

同じことだと思って、

「行きなさい」と言ってしまいます。

大人の想いとしては、

「やりたくなくてもやらなきゃいけないことはやれる人になってほしい」もあります。

 

子どもが学校に行きたくないと言ったときに

本当にただめんどくさいなと思った

一時的な感情であればいいのですが、

そうではなくて、もう最終段階として言うこともあります。

 

がんばってがんばってがんばってがんばって

それでもやっぱりもう無理と

思ったときです。

 

このときに「学校に行きたくない」と勇気をだして言っても

「行きなさい」とだけ言われたら、

気持ちをわかってもらえなかったという絶望感になります。

 

だから、子どもがつかれきっているときは、

ちがう言葉かけをしてください。

 

まずは受け止めます。

「行きたくないんだね」「行くのがつらいんだね」

このときにアドバイスはまだいりません。

 

まず受け止める言葉をかけてから、理由を聞きたくなると思いますので、

こう聞いてください。

「よかったら、行きたくない理由があれば教えてほしいよ」

ダメなのは「なんで行きたくないの?」という言葉です。

これは言った側は理由をただ聞いているつもりでも、

聞いている側は責められていると思うことも多いからです。

 

そして、最後に背中を押してあげるのがいいときもありますので、

「今日だけ試しに行ってみる?」聞いてみてください。

このときに絶対にイヤ、ふとんにくるまってしまう、怒り出すようでしたら、

その日は休んでください。

 

まずは、受け止め、理由を聞き、そして最後にアドバイスというイメージです。

 

大体は、行きたくないと言われると親も動揺するので、

ついつい「なんでなんで?」聞きがちになりますが、

最初はまずは受け止めるということをすると、

そのあとも子どもは話しやすくなります。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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