不登校のお子さんが教室には行けなくて修学旅行には行ける理由

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

お子さんが不登校になって、

どうしても教室にはいけないけれど、

なぜか修学旅行には行けた。

帰ってきたときも「楽しかった」と帰ってきたから

もしかしたら明日から学校に行けるかもと思うけれど

やっぱり学校に行けない。。。

なぜだろう?思う方も多いのではないでしょうか。

 

これは、別に修学旅行だけではなく

運動会、宿泊訓練、文化祭などのイベントや

体育だけはでられるというお子さんもいらっしゃると思います。

 

この一番大きな理由は

教室=辛い気持ちを思い出させる引き金

になっているからです。

 

自分の過去の記憶を呼び起こす「引き金」はみんなにあります。

たとえば、失恋したときに同じ曲を聴いていると

何年も経ったあとでも、突然その曲を耳にすると

その失恋したときの情景などを思い出すことがあると思います。

これはその曲が失恋の思い出の引き金になっているからです。

 

不登校と体験しているお子さんにとって

教室とは、何かつらい体験をしてきた場所、

もしくはずっと自分をおしころしてきた場所(過剰適応)なのです。

 

そんな場所から1回離れられたのは、お子さんの心には

よかったことなのです。

 

でも、その後に子どもの心のケアをして

教室が引き金にならないようにサポートが必要になります。

大人だったら、職を変えることはできるでしょう。

でも、義務教育の子どもにとって、「教室」というのは選択肢がないのです。

 

もう一つの理由としては、環境面のことです。

教室は当たり前ですが、30人〜40人、それ以上の生徒が1つの部屋にぎゅっといます。

この「ぎゅっと」した感じが苦手なお子さんもいます。

思春期のお子さんにとっては、視線が気になる子も多いでしょう。

 

では、どうするといいのでしょうか?

やはり子どもの心のケアは大切なことだと私は思っています。

だから、家でできるのは、お子さんの気持ちを尊重して、

お子さんの話を共感で聴くことです。

アドバイスもいりません。

 

そして、お子さんが準備ができたときに

信頼できるカウンセラーや心理師を探しておくことも大切だと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

今まで不登校のお子さんとママさんを支援してきて、

「真の解決は実はとてもシンプルなところにあるのではないか」と、

辿り着くことができました。

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