(不登校中学生)子どもをどう褒めればいい?褒めるところが見つからない・・・

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

多くの子育て本やお子さんが不登校になると

「いいところを見つけて、ほめましょう」

と言われていることが多いですね。

 

でも、言われるけれど、子どものどこをほめればいいのかわからない。。。

学校行っていないし

勉強していないし

家でゲームやスマホばかり見ているし

ほめるところがない。。。

そう思うママさんは多いのではないでしょうか。

 

また、思春期のお子さんの場合、

もしほめたとしても、お子さんは反抗的な態度を取ることもあります。

 

その理由としては

・言われ慣れていないから。今まであまり褒められたことがないと、なんだか恥ずかしくなってしまうこともあります。

・何を言われてもイラッとする。これは反抗期のお子さんの発達段階として、でてくる反応です。

・皮肉として受け取る。普段、ご家庭の中で皮肉をよく言っていると、褒められても「皮肉」だと思い、逆のことを言われていると思ってしまいます。そうすると、褒めているはずなのに、嫌味を言われたと思ってしまいます。

・褒め方やタイミングがあっていなかった。効果的な褒め方というのはありますので、それとは違う言い方をしてしまうと、子どもは反抗します。

・そんなことで褒められてもと思う。お子さんがやって当たり前だと思っていると、それを褒めても反抗的になります。これは、褒め方とタイミングがあっていないということになります。

 

では、なぜ褒めることがそもそもむずかしいのでしょうか?

大きな理由は、今まで褒めたことがないからです。

そして、ママさん自身が褒められた経験が少ないからです。

自分の親にたくさん(適切に)褒められて育ってきた方は少ないのではないでしょうか。

この2つの理由により、誉めようと思っても、

日本語のはずなのにでてこないのは自然なことです。

褒めようと思ったら、最初は新しい言語を学んでいるぐらいの感覚でいいと思います。

 

そして、もう一つの大きな理由は

「すべき」という思考が強い、多い、ということです。

 

「すべき」という思考が強いと、

何かできたとしても「当たり前」と思ってしまいます。

できないときは「なんで当たり前のことができないんだ?」と思ってしまいます。

 

そうすると、子どもの褒めるところがわからなくなるでしょう。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

毎晩寝るときに「今日、私は何ができたかな?」と考えてみることです。

書き出すことができたら、よりいいでしょう。

自分が今日できたことを考えることによって

ハードルを下げる練習になります。

 

そして、それをお子さんに応用していけばいいのです。

ゆくゆくは、2人で一緒にできたことを考えられたら、最高ですね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

今まで不登校のお子さんとママさんを支援してきて、

「真の解決は実はとてもシンプルなところにあるのではないか」と、

辿り着くことができました。

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