継続カウンセリング
子どもがなんらかの大きなストレスを抱えると、突然学校の成績が下がったり、攻撃的になったり、ルールを守れなくなったりします。また、食欲が急激に減退もしくは増大したり、夜は眠れない、朝起きれないなど睡眠状態が大きく変化することもあります。幼児の場合は、泣くことが多くなったり、一般的に言われる赤ちゃんがえりのように、今までできていたことができなくなったりします。 大人とは違い、自分の不安やストレスを言葉に出して表現する能力がまだ限られているため、行動に現れることが多いのです。 また、幼いときからこのような行動をあらわしている場合は、子育ての仕方や本人の努力の足りなさではなく、他に原因が考えられます。
また、環境の変化は、年齢関係なく子どももストレスを感じます。もともと変化にうまく対応できない傾向がある場合は、学校以外につながりがあることで、そのストレスが軽減されることもあります。想月では、小学校~中学校~高校~大学とこの転換期(小1プロブレム、中1ギャップ)をうまくのりこえられるようにサポートいたします。
カウンセリングでは、定期的な面談(毎週か隔週に1回程度)をお願いしています。その理由としては、はじめはカウンセラーとの関係を作ること、そして、カウンセリングに来ることや話すことが「安心」と実感していただくことにあります。カウンセリングの一番の基盤は、「安心感」であり、この実感は、毎週もしくは隔週来談していただくことによって、得られるものだと考えています。
カウンセリングの目指すところは、自己肯定感、そして自尊心:自分を大切にする想いを高めることです。症状や否定的な感情を「問題」として捉えず、大きく成長できる「チャンス」として捉えています。心理カウンセラーは、その成長をお手伝いする、そっと後押しすることが、役割です。
個人セッションでは、認知療法やイメージ療法など、一人ひとりにあった方法を使います。
こんな人が来談されます
学校に登校することがつらい(不登校)、外出することがむずかしい、いじめにあった、友人とトラブルを起こしてしまった、不安感がある、うつ傾向、死別、親の離婚、トラウマ、また発達障がいと診断されたがどう対応していいのかわからない、など様々な背景を持った方が来談されます。
こんな対応をします。
初回面談の際に詳しい話を伺い、一緒に方針を決めていきます。
●来談者中心療法
子どもの話に耳を傾けて「聴く」療法です。第三者であるカウンセラーが、子どもの力を信じ、そして共感をもって話を「聴く」ことにより、子ども自らが気づけるようになり、大きな変化につながることがよくあります。
●行動療法
行動療法とは、望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすことを目指します。まずは長期目標をたて、その目標を達成するためには何が必要か考え、小さな目標を作っていきます(スモールステップ化)。この短期目標を1つずつ達成し、ごほうびやほめることによって、自己肯定を高めることができます。
●認知行動療法
考え方に「ゆがみ」があるときに行います。この認知のゆがみとは、「いつも100点でなければならない」、「みんなから受け入れられ、愛されなければならない」と極端に考えてしまうことです。このような考え方があると、常に緊張状態になったり、不安感が増幅したりするため、何かでつまずいてしまうと、自分を過度に責め、「なにもできない」「自分が居てもしょうがない」と結論づけてしまいます。自分の思考のゆがみに気がつき、自分にとって楽で健全な思考へと変えていきます。
保護者やご家族には・・・
●NHA(こころを育てるアプローチ)
ご家庭で、子育ての中で、お子さんにできることはたっくさんあります。NHAを学んでくださって、ご家庭で実践してくださると、カウンセリングのプロセスはぐんと早くなります。また、子育ても楽しくなってきます。
●保護者の方へのコンサルテーション
お子さんが不安的になったとき、保護者の方も心配になるのは当然のことです。子ども一人ひとり、ニーズは違いますので、子どもにあった解決策をご家族と一緒に探していきます。子どものことを一番よく知っている保護者の方だからこそ、一緒に協力しあうことが大切だと考えます。
また、ご家族全員で来ていただいて、普段話しにくいこと、お互いに思っていること、心配になっていることを共有することもあります。
必要があれば、カウンセラーが学校と連絡を取ったり、出張コンサルテーションに出かけることもあります。
スクールカウンセリングとどう違うの?
学校にもカウンセラーさんはいらっしゃいます。子どもカウンセリング晴のカウンセラーもスクールカウンセラーとして勤務していた経験があります。
大きくちがうのは、当たり前ですが、学校にいるか、いないか、です。どちらのカウンセリングもいい面があります。
一般的にですが、スクールカウンセラーさんは学校にいるため、学校との調整がスムーズです。何か学校で困ったこと、大変なことがあれば、学校が動いてくれることもあるでしょう。もちろん無料ですので、お気軽につながることもできます。
子どもカウンセリング晴は、クライエントさんのご希望がない限り、学校とはつながることができません。そのため、学校に強い恐怖心がある場合、安心できる場所になると思います。なかなか今まで言えなかったことをはきだせる場所になりえます。また多くの「問題」(例えば不登校や不安症)は自分を大切に思えない感情がかくれていることが多く、表面的な問題だけではなく、その奥にある深いところまで心を見ていくことで、自分を大切にする気持ちをもてることができます。問題解決だけではなく、カウンセリングを終了するころには、自信を取り戻した力強い姿、そして問題が起きる前以上に成長した姿がみられるでしょう。
お申し込みまでの流れ
カウンセリングのお申し込み:無料相談(15分つき)
1.下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
2. カウンセラーより、返信いたします。
3. 継続カウンセリングの場合、無料相談にて15分ほどお話しさせていただきます。(予約制)その際に、お引き受けできるかどうかお伝えし、またカウンセリングの流れを説明させていただきます。
- 無料相談は、LINE公式アカウントからお電話ください。
- LINE公式アカウントは、下記をクリックしていただき、QRコードから友だち申請をお願いします。
- お時間になりましたら、公式アカウントからお電話をください。(通話料はかかりません)「子どもカウンセリング晴」のメッセージを開いていただき、上に書かれている「子どもカウンセリング晴」をタップしていただくと、プロフィールページがでてきます。「通話」をクリックください。
4.お互いに同意の上、初回面談のご予約をお取りします。
5. メールにて、初回面談の書類をお送りいたします。ご記入いただき、メールでご返信をお願いしております。対面の場合は、ご持参いただいても構いません。
6. オンラインの場合は料金はお振り込み(ゆうちょ)になります。セッション前までにお振り込みください。対面の場合は、その場で現金のお支払いでお願いします。
7. 初回面談(継続カウンセリング)では、今までの背景を伺います。背景をお伺いするため、60分のセッションをおすすめします。その後、カウンセリングでできることをお伝えします。ご希望でしたら、その後、定期的(毎週か隔週)なカウンセリングに進みます。お子さんのセッションの場合は、45分をおすすめします。
8. 様子が安定してきましたら、カウンセリングの頻度はあいていき、終結は話し合いで決まります。
*単発(1回のみのセッション)をご希望の方は、3の無料相談と、7の初回面談は省略されますので、ご了承ください。
オンラインカウンセリングの注意点
- ある程度安定したWIFIが必要となります。
- パソコン、スマホ、タブレットでも構いませんが、パソコンが一番安定するようです。
- 主にMicrosoftのTeams(チームス)を使います。ご予約いただきましたら、リンクをお送りいたします。パソコンで使用の場合、ダウンロード、ログインは必要ありません。スマホ、タブレット、MacのSafariの場合は、ダウンロードが必要となります。うまくいかない場合は、ZoomやSkypeを使うこともあります。
- カウンセリング中はプライベートが守られるお部屋でお願いします。
- オンラインがうまくいかなかった場合、電話に変更、もしくは日時の変更いたします。
- お子さんのカウンセリングの場合、ある程度言語化できるようになるのが小学校3年生ぐらいになりますので、それぐらいでしたら、オンラインカウンセリングが可能です。静岡市に通える方でしたら、対面もお引き受けしております。