不登校の子どもは甘やかしていい?

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

不登校になると、子どもは甘えてくることが増えます。

赤ちゃん返りと一般的に言われる対抗もみられます。

これは、今までできていたことが「やりたくない」とやらなくなることです。

 

この甘えや退行は、子どもの不安やストレスのあらわれです。

だから、基本的には、あやまかしてOKです。

一時的なものだからです。

このときに子どもの気持ちを満たしてあげると、

そのあとの回復も早くなるでしょう。

 

ただ、気をつけてほしいことがいくつかあります。

 

まずはスキンシップ。

子どもが小さかったり、同性であれば、親もあまり抵抗がないかもしれません。

子どもがスキンシップを求めてくるのであれば、

それに応えてあげてください。

 

でも、親のほうが抵抗があれば、こう伝えてあげてください。

〇〇はむずかしいけれど、これなからできるよ。

一緒にお風呂に入るのはむずかしいけれど、髪をかわかすのはやってあげられるよ。

という感じです。

 

もう一つ気をつけていただきたいのは、なんでも要求をのむこととはちがうということです。

たとえば、お子さんが

カレーを食べたい

一緒にでかけたい

ということであればOKかもしれません。

 

でも、

〇〇買ってきて

どこにも行かないで

のようにできないことは、断りましょう。

 

子どもは親がどれぐらい動いてくれるか試しているときもあります。

 

もちろん暴力に関してはNOです。

 

最後に、自分の直感を信じてみてください。

ときに迷うこともあるでしょう。

そんなときは、一度立ち止まって、自分のこころの声を聞いてみてください。

もし違和感があったら、断りましょう。

断るのが苦手な方もいますが、

断ることは、人間関係を深く築くためにはとても大切なことです。

さわやかに断ってみてくださいね。

 

それでもわからないときは、

心理師の専門家に相談してみましょう。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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