不登校は迷惑をかけるのか?

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

学校を休みがちになったり

学校へ行けるけれども、なにかの配慮が必要になってくると、

ママさんは「学校に迷惑をかけている」と思うかもしれません。

また、子どもは「親に迷惑をかけている」と思う子も多いです。

 

これはとてもくるしい気持ちです。

学校に行けるのであればよっぽど楽でしょう。

でも休みたくて休んでいるというよりも

どうしても動けなくて休んでいることが多いので、

八方ふさがりな感じがするでしょう。

 

子どもの気持ちをママさんが変えることはできません。

でもママさんが変えられることがあります。

 

一つ目は、「自分の時間を楽しむ」

お子さんが学校に行けないと

お子さん中心の生活になっていくでしょう。

仕事をやめるママさんもいます。

 

生活スタイルがあまり変わらなくても

お子さんのことを考える時間が圧倒的に増えるでしょう。

それで不安になったり、イライラすることも増えるでしょう。

 

そんなつらそうなママさんの姿を見て、

子どもは「迷惑をかけている」と思ってしまうのです。

 

だから、ママさんは自分中心の生活に戻りましょう。

自己中心的とは違います。

推し活、趣味までいかなくても

自分が楽しいこと、リラックスできること、気分転換できることをやってみましょう。

 

そうするとだんだんママさんの笑顔が増えていきます。

そんなママさんの姿を見て

子どもはすごく安堵するのです。

 

2つ目は「考え方を変える」

ママさんが自分の考え方を変えていくことはできます。

子どもにニーズがあるときに、それに配慮してもらうことは

とても当たり前のことだと私は思います。

 

たとえば、視力が悪くなってきて黒板が見えなかったら

メガネをかけるのも配慮のいい例ですよね。

それと同じことです。

 

もしお子さんが休憩場所が必要なのであれば

それを学校に相談することは大切な配慮だと思います。

 

また、迷惑をかけて「ごめんなさい」と思っていると

気持ちが落ちていきます。

それを「ありがとう」にすれば

感謝の気持ちでいっぱいになるので、

気持ちが落ちていくことは少なくなります。

 

そもそも私たちは社会で生きているので

お互いに迷惑をかけて当たり前だと思っています。

みんなそれぞれニーズはあります。

ニーズが違うだけです。

そのニーズを支え合う社会になったらいいなと願います。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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