子どもが4月から再登校できたらと願うママさんへ
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
4月は進学進級の時期ですね。
新しい環境をきっかけとして、
また教室に再登校できたらと願うママさんは多いと思います。
でも正直にお伝えすると
今と何も変わらず全く同じ状態でしたら
それは厳しいかもしれません。
そもそも新しい環境に適応する力、
かかる時間というのは
人それぞれです。
だから新しい環境だから
余計に緊張するお子さんもいるでしょう。
何かを変えることで、それがきっかけになって、
再登校を促すことはあります。
ただ、何かを変えることの「何か」って
サポートが必要になってきます。
子ども1人ひとり背景も性格も気質も考え方も違うからです。
デリケートな部分でもあります。
だから、信頼できる専門家に相談していただくといいです。
ここからは
一般的には何を変えるといいかお伝えします。
一つ目「ママさんの不安を減らす、なくす」
不安は伝染します。
だから、ママさんが「このままだったらどうしよう?」
不安になれば、
それは子どもに伝染して
「このままだったらどうしよう?」と
不安になります。
不安になると、余計に体は動かなくなります。
だから、ママさんが心配と不安を横においていて、
「よし、この子を信じよう」と
不安を手放せたとき、
それは子どもに伝わるので、
子どもが動きやすくなります。
2つ目「子どもの自信の回復」
学校に行けなくなると
みんなができていることができない、
みんなに迷惑をかけている
と劣等感を感じやすくなります。
自信がなくなってしまうと、
新しいことにチャレンジすることはできません。
たとえ学校に行けたとしても
余計に落ち込んで帰ってきて、
不登校がさらに長くなってしまうこともあります。
ご家庭では、ママさんがお子さんの
「何ができているのか?」
という視点をもっていただくといいです。
そして、ママさん自身もです。
「今、起きている」
「ごはんを食べられた」
そんなことでいいのです。
できていることに目を向けていくことが
自信の回復につながっていきます。
3つ目「子どもの気持ちを聴く」
子どもが話をしているときに
どれだけ大人はそれを「聴けている」でしょうか?
大人はどうしても子どもにアドバイスをしてしまいます。
「どうしたらいい?」聞かれたら、必ずアドバイスしてしまいます。
でも、これだと自分で考える力をうばい、
そして自分で答えがあるのに言えなくなることもあります。
だから、まずは子どもの話をうけとめてあげてください。
「そうだったんだね」「そう思っていたんだね」
「〇〇で、つらい気持ちだったんだね」
ただうなずくでもはじめはいいです。
自分が思っているよりも
人の話って聴いていないものです。
この3つができたらすごいことですが、
家族だからこそむずかしいこともあります。
だから、誰か「伴走」してくれる人とやっていけるといいですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。
動画はすべて無料プレゼントです。
この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。