不登校の子どもを「見守る」ってどういうこと?

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

不登校になると、

大人の対応として、「見守りましょう」と言われることが多いかと思います。

でも「見守る」ってどういうことでしょうか?

 

見守ると言われると、

受身的で、

何もしないような感じがして、

このままでいいのかな?と疑問や心配になるママさんは多いと思います。

「見守る」という定義があいまいだからです。

 

私は「見守る」ことはもっと能動的なことだと考えています。

見守る=子どもの様子を観察する

ということだと思います。

 

観察するということは、分析することとは違います。

ありのままの子どもの姿を観察する、

子どもがやっていること・やっていないことを

きっとこれが原因だ、とか

これがわるい、とか

考えるのは「分析です」。

 

観察するのは、客観性が必要になってきます。

俯瞰でみなければ、

子どもの様子がみえないからです。

 

子どもの様子を観察するのは、

とても能動的なことです。

そして観察からうまれてくるのは、

子どもをありのままの姿として認めることができる感覚です。

そこにいい悪いはありませんから。

 

私たちは何かを見ているときに

必ずバイアスが働きます。

「きっとこうにちがいない」という思考です。

色眼鏡みたいなものです。

自分の子どもにはこの色眼鏡が濃くなります。

 

子どもが不登校だと、

「何もしていない」という色眼鏡を使っていることが多いです。

 

そうすると、子どもが少しでも行動的になっていても

それが見えなくなってしまうのです。

 

自分がどんな「色眼鏡」を使っているのか知っていることは大事です。

 

でも、そうは言っても

自分の色眼鏡を変えるのはそうそう簡単ではありません。

 

そばでずっと子どもをみてくれて、

変化に気づいてくれる人がいたらいいですよね。

 

そんな存在になりたいと私はいつも意識しています。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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