不登校に関する4つの誤解 ここを間違えるとつらくなる!
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
今日は、不登校に関してよくまちがえられる4つのことを紹介します。
ここを間違えてしまうと、
ママさんがつらい気持ちを抱え続けるのではないかと思うので、
最後まで読んでいただけたらと思います。
1つ目
基本的なことですが、「不登校」ってどう定義されているのかご存知ですか?
文部科学省によると、
「・・・年間30日以上欠席した者・・・」
欠席だけがカウントされています。
ということは、遅刻や早退は含まれません。
なので、行き渋りがあったり、
行っても帰ってきたり、遅れて行く場合のお子さんは
不登校の人数には入っていないのです。
なので、学校に行きづらいお子さんは
統計上の人数よりももっとたくさんいると思われます。
2つ目
不登校の人数ですが、令和3年は24万人(小中だけ)を超えました。
そう言われてもピンときにくいですが、
これは、39人に1人が不登校という人数です。
小学生だけでみると、77人に1人
中学生は20人に1人います。
中学生では、クラスに1人か2人は不登校のお子さんがいるということです。
この人数をみると、なぜ個人の問題ではなく
社会の問題であるかということがわかると思います。
ちなみに、不登校の人数は、年齢があがるとともに増えていきます。
これは世界共通だそうです。
これは私の推測ですが、
学校が楽しい→いや、つまらない
という感覚が、年齢があがるにつれ大きくなるのでしょう。
3つ目
「義務教育」って何でしょうか?
みなさんはどのように考えていますか?
「子どもが学校にへ行かなければならない」義務?
「大人が子どもに適切な教育を受けさせる」義務?
多くの人が一つ目だと思っていると思います。
これを考えていると、義務教育なんだから学校に行かせねば、行けないなら義務を果たせない
つらい気持ちになりますね。
答えは、2つ目です。
大人がもっている義務なのです。
4つ目
不登校の支援について、文科省が通知をだしています。
その中で、
「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、
児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、
社会的に自立することを目指す必要があること
こんなふうに書かれています。
要するに、不登校の支援のゴールは「再登校ではない」と国も言っているわけです。
学校という場所がつらいのであれば、
そこから離れていいのです。
こころを犠牲にしてまで、学校は行かなくていいのです。
こころと体が一番大切です。
勉強でも学校でも運動でもありません。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。
動画はすべて無料プレゼントです。
この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。