大人と子どもは認識が真逆! 不登校の子どもの本音

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

子どもが本当はどう思っているのか知ることって

なかなかむずかしいですよね。

 

それは学校に行きたくないと言ったとき、

不登校になったとき、

お子さんがつらい状態のときにはとくにわかりにくいと思います。

 

理由としてはいろいろありますが、

子ども自身が本当の気持ちがわからない

その気持ちを言語化する能力がまだ発達していない

心配かけたくなくて話せない

などなどあると思います。

 

今日は不登校のお子さんが本当はどう感じているのかを書いてみたいと思います。

実は、大人と子どもの認識が真逆なんです。

 

1. 学校に行ったり行かなかったりするお子さんの場合

学校へ行ってしまうと、

元気だったり楽しそうに帰ってくる、

学校でも、むしろ積極的にいろいろ参加してくるお子さんがいます。

 

この状態を見ると、

大人→「学校に来てしまえば楽しそうだから、もっと来れるのでは」

でも、

子ども→「心配されて声をかけられるのがイヤだから、(がんばりすぎだけど)がんばろう」

と思っています。

 

だから、大人から

「もっと学校においで」など言われたときには、

大人不信になっていき、

2度と学校なんて行きたくないと思ってしまいます。

 

2.子どもが「休みたい」と言ったとき

お子さんが布団からでてこないで

「今日は休みたい」という日ありますね。

それが続くと心配になるでしょう。

ここでも大人と子どもの認識には大きなギャップがあります。

 

大人→「がんばればなんとかなるだろう」問題の始まりだと感じる

子ども→「つかれきってしまった」もう限界

 

3.不登校が続くと、勉強をしないことが気になると思います。

大人→「勉強についていけないことが一番の心配」

子ども→「勉強ができないことは心配だけれど、つらくてそれどころじゃない」

 

4.子どものことを考えて、大人がよくかけてしまう言葉

「やればできるんだよ」

大人→「子どもに期待をしている」

子ども→「今はできてないと言われた」プレッシャーに感じる

 

4つのケースを挙げてみました。

どれも、大人と子どもが考えていることは真逆になっていることを感じていただければと思います。

このギャップが大きいと、

不登校が長期化し、

お子さんの精神状態が追い込まれて病的になることもあります。

 

この4つは大人にとっては認めたくない気持ちも働くでしょう。

それぐらい子どもに寄り添うということは覚悟がいることでもあるかもしれません。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。