不登校の子どもが落ち込んでいるときに、親がついついやってしまう3つの落とし穴

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

子どもが学校に行けないと

はじめは子どもも落ち込んだり

不安が大きかったり

元気がない状態ではないでしょうか。

 

今日はそんな子どもを見て

大人はついついやってしまうけれど

実は効果がないことをお伝えします。

 

一つ目は「励ます」です。

「そんなことないよ!」

「大丈夫だよ!」

「あなたならできる!」

元気になってほしくてこのような言葉をかけがちですが、

これは子どもの心に届かないばかりか

「わかってもらえない」という悲しみが大きくなってしまいます。

また、「もっとがんばらなきゃ」と子どもが自分にさらにプレッシャーをかけてしまいます。

 

この悲しみもプレッシャーも

次に動くことを「阻む」ものになってしまいます。

 

2つ目は「アドバイス」です。

「〇〇してみたらどう?」

何かを解決しようとアドバイスしますが、これも反発にあいます。

 

とくに思春期のお子さんは反発しか返ってこないでしょう。

 

また、お子さんがエネルギーがあるときであれば

少しは動けるかもしれません。

でもエネルギーがないときだと

全く動けませんので、余計に子どもが落ち込んでしまうことになります。

 

3つ目は「自分の話をする」です。

「ママだってつらいときがあってね・・・」

子どもの話を最後まで聞かないで

自分の話をしてしまうのは、

会話どろぼうになってしまいます。

 

共感しようと思って自分の話をするときは、

その意図をはっきりさせてしたほうがいいです。

そうでなければ、自分の話が長くなります。

 

そして子どもは「話を聞いてくれない」と思ってしまい

もう話したくないとなります。

 

お子さんが落ち込んだり、不安になったときは

最後までさえぎらずに話を聴いてください。

うなずきながら、

「そうだったんだね」「そんなふうに考えていたんだね」

返してください。

最後に「〇〇でつらい(感情)んだね」と

気持ちに寄り添う言葉を反復してあげるといいです。

そうすると

「ママは話を聴いてくれる」

とまた話をしてくれるでしょう。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。