不登校からの回復に必要なこと
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
前回の投稿では不登校のお子さんがエネルギーが0のときに
どのように家で過ごすと
エネルギーがたまるのか書きました。
今回はその後エネルギーがたまってきて、
ちょっと行動することがでてきたときや
自分から「これをやってみようかな」ということがでてきたときに
何が大切なのかを書きたいと思います。
お子さんがさらに元気に回復していくのに大切なのは
「成功体験」です。
この成功体験を積むことの大切さはいろんなところで言われていますが、
カギとなるのは、
本当に成功体験として「捉えられているのか?」ということです。
たとえば、子どもがいるもより早めに起きてきた
「〇〇してみようかな」言い始めたけれど、でも実際にはできない
自分の趣味や推しができ始めた
このようなことを「成功体験」として捉えられるでしょうか?
カウンセリングに行けた
フリースクールに見学できた
友だちに会えた
このようなことは、とても大きな成功体験ですが、
そう捉えていない子どもも多いですし
実は親もそう捉えられないこともあります。
どうしても
「これぐらいできて当たり前」
「今これができるから、次はこれをやろう」
この考えが強いと、今やっている経験は「成功」ではなくなってしまうのです。
向上心が強いとも言えますが、
ときどき自分の言動を振り返って、
「ここまでがんばってきたんだ」と
「成功体験」として捉える時間が必要です。
自分ががんばったという感覚は、
実はやる気の維持につながっていきます。
努力ではありません。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。
動画はすべて無料プレゼントです。
この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。