不登校のお子さんが家で勉強をできない理由
こんにちは。
不登校専門 公認心理師の川合仁美です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
お子さんが学校を休むことが長くなってきたり、
早退や遅刻が増えてきたりすると、
「このままだと勉強についていけなくなるのでは?」
不安になるママさんは多いと思います。
その不安から
「学校行かないなら、勉強しなさい」と
子どもに言うママさんもいらっしゃいます。
でも、これはやめてください。
大体のお子さんは、がんばりすぎた結果
学校を休むという最終手段にでています。
そのときは、エネルギーがゼロになっています。
そんなエネルギーが低いときは、勉強なんてできません。
そもそも、子どもも「やらなきゃ」と思っています。
でも体が動かないのです。
また、できないことを「やりなさい」と言うと、
子どもの劣等感が強くなります。
それが長引くと無気力になり、
全く動けなくなります。
そして、学校を休んでいるときは
子どもの頭は不安でいっぱいのこともあります。
つかれでいっぱいのこともあります。
この不安やつかれは、脳の理解力を下げます。
このようなときに、発達検査などを受けると、
スコアが低くでることもあります。
だから、自分で勉強することはとてもハードルが高いことなのです。
例えるならば、
子どもは今、とてもけわしくて細い山道をおそるおそる歩いています。
勉強しなさいという言葉は、その崖からおりなさいというような感じです。
つきおとされる感じがする子もいるでしょう。
それぐらい怖いことなのです。
ただ、ほんの一部のお子さんで勉強が好きで自主的にやる子もいます。
もちろんこのタイプのお子さんは、やっていただいて大丈夫です。
では、勉強しなかったら、将来取り戻せるのでしょうか?
答えはYESだと思っています。
そのときがきたら、
すごい集中力と理解力を発揮して、
勉強を取り戻すお子さんがいます。
ただ、1人でできるとは限りません。
もともと学習面での困難さがあるお子さんの場合は、
だれかのサポートが必要にはなるでしょう。
そして、自分なりの勉強方法を知っておくことも大切です。
そのときが来るまでは、子どもを信じて待ちましょう。
それは、プレッシャーをかけないということです。
アドバイスをしないということです。
子どもの話を共感しながら聴く、
子どものできているところを見るということです。
そう言っても、どれぐらいかかるかわからないから、
ママさんも焦りがでてくることもあるでしょう。
ただ、その焦りをコントロールする必要はあります。
それを信頼できる誰かに話すことも大切ですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。