不登校の子どもが昼夜逆転になる理由

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

子どもが学校に行けなくなると、

だんだん昼夜逆転になることがあります。

寝るのがだんだん遅くなり、朝起きられなくなっていきます。

その理由を4つお伝えします。

 

一つ目は「ゲーム」です。

学校に行けなくなると、辛い気持ちに直面できなくて、

ゲームにのめりこんでいくことがあります。

また、リアルな友だちとつながるツールとしてゲームをすることもあります。

他の人は日中外にいますから、夜につながることが増えます。

そうすると、だんだん夜にやるゲーム量がふえて、

昼夜逆転になっていきます。

 

2つ目は「体内時計がリセットされない」

人間の体は25時間で動いていると言われています。

それを24時間にリセットしてくれるのが

朝の光だそうです。

 

学校に行けなくなると、外出もむずかしくなります。

人の目が気になるからです。

そうすると、光をあまり浴びなくなります。

それでリセットされにくくなります。

 

また、思春期のお子さんは、夜型になります。

朝、もともと起きづらいのですね。

本当は、学校ももっと遅い時間のほうが、

中高校生は楽なのですが。

 

3つ目の理由は「不安」

夜、寝ようとすると、いろいろ考え始めてしまって、

とめられなくなり、不安になって眠れないということがあります。

 

将来のことを考えて不安になり、

過去のことを考えて後悔の気持ちになります。

そうすると、どんどん眠れなくなります。

 

さらに「眠れなかったらどうしよう」と思うと

余計に眠れなくなりますね。

 

不安のコントロールの仕方を学んでいく必要があります。

 

4つ目の理由が「家に居場所がない」

親に小言を言われる

皮肉を言われる

注意される

いろいろ聞かれる(詮索される)

腫れ物に触るような態度をとられる

 

こんなことがあると、家に居場所がなくなっていき、

家族に会いたくないから、

夜起きて、朝寝るということを(無意識でも)やります。

 

だから、家に居場所を作ることはとても大切なことです。

でもこれをするには、親も安定していないとむずかしいです。

だから、安定できるように、自分のケアもしてあげてください。

信頼できるカウンセラー、心理師に相談してくださるといいと思います。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。