増え続ける不登校の人数。今だからこそやってほしいこと

こんにちは。

不登校専門 公認心理師の川合仁美です。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

先日、昨年の2022年の不登校の人数が発表されました。

それは29万9000人です。

2021年に比べて22%増加したそうです。

この人数は10年連続増加しています。

 

コロナ禍で、不登校の人数は急増しました。

その理由はいくつかあるようです。

 

一つは、休校になったことで、

長期休み明けのように、

張り詰めていたものがもうがんばれなくなり、

学校を休むようになったということ。

 

また、オンラインでの授業も増えて、

学校に行く意味がわからなくなったという子もいました。

 

緊張状態がずっと3年以上続き、

子どもの気持ちも疲弊してしまったこと。

 

先生たちの人数も不足しているため、

十分な支援を受けられないこと。

 

そして、人間関係が希薄になったことです。

学校外で遊ぶことができなくなり、

マスクの着用で、表情を読み取れなくなり、

コミュニケーションが取りづらくなりました。

 

子どもにとっての3年間は大きいです。

この3年間で増えたものは、不登校だけではありません。

摂食障害

いじめ

この2つも統計的に増加していることがわかります。

 

緊張状態が続いたということは、

子どもたちの「安全感」がうばわれたということでもあります。

 

もちろん、個人の問題ではなく

社会の問題です。

 

ただ、社会の問題でも、

個人レベルでやれることはあります。

 

それはご家庭での「安心感を作る」ことです。

安心感を作る大切なことは

「共感」です。

 

お子さんの話をさえぎることなく、

注意することなく

怒ることなく

「そうだったんだね」

「大変だったね」

聴いてもらえることができると、

子どもはまた安心を感じます。

 

社会を変えるには

まず自分から、ですね。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

不登校を初期、中期、後期と分けて、それぞれのあらわれと対処法についての動画を作りました。

動画はすべて無料プレゼントです。

この動画を見ることですべてのママさんと子どもたちが少しでも安心を感じて、将来が明るく見えるといいなと思っています。